平屋住宅と税金

日々の暮らしを楽に送りながら、家族と一緒に仲良く暮らすことができると平屋住宅の人気が高まってきています。平屋住宅というと、お年寄りの夫婦が暮らす家、というイメージがありましたが、最近は、ゆとりある生活を送りたい人や家族との距離感を縮めて仲良く暮らしたい人、風通しや日当たりを重視する人などを中心に平屋住宅が注目されています。平屋住宅は広い敷地に建てるものと思っている人が多いのですが、平屋を建てる人の多くは、緑が見えたり、開放感がある景色を眺めたりしながら暮らしたいという人が多いため、都心ではなく、郊外の敷地を選択することが多いため、比較的敷地の狭さを気にすることなく建てることができる場合が多く、年代にかかわらず平屋を選択する人が増えてきているのです。
平屋住宅を建てる人は、自分にとって快適な家に住むことにこだわりがある人が多いため、注文住宅で新築する場合が多いのですが、最近は、中古の平屋建てを購入し、新築同様にリフォームをすることも人気です。おしゃれな外観や内装、こだわりの造作や設備で、風通しや日当たりに配慮した家でのんびりと暮らすことができる平屋住宅は、小さな子供がいる子育て世代から、年配の夫婦、親子の同居まで幅広く活用しやすく、暮らしやすいところが人気の理由です。
平屋住宅は、床面積が、2階建てや3階建てよりも広くなる傾向があるため、固定資産税が高くなる、と思っている人がいるかもしれませんが、固定資産税は、土地の評価額や建物の評価額に対してかかってくるものなので、平屋だから高い、ということはありません。土地が広くて高額だったり、新築で豪華な造りならば、税金は高くなり、土地の値段が比較的安かったり、シンプルな構造でリーズナブルに建ててあったりする場合には、同じ建坪でも税金の額が安くなるところは、通常の住宅と同じです。
平屋住宅でも、ローン減税が適用され、リフォームする場合でもローン減税やリフォーム減税が適用される場合があるので、所得税を節約することができお得です。税金の優遇は、申請をして承認されることで適用されますので、必ず、申請をするようにしましょう。平屋住宅は、日本では昔からある伝統的な建築様式で、家族が寄り添って暮らすことができる大変良い住宅です。日本的な造りが人気ですが、最近は北欧風や地中海風、アジアンリゾート風などハイセンスな平屋も登場しているので、建築事例を参考にしてみるとよいでしょう。